これからのカメラ

 微細な物を見るとか360度周囲全体を見るなど、可視なものを見るコトは、もうかなり進んでいる。MRやVRの様に、視野の拡張もエンタテイメントを中心に盛んになりつつある。カメラが「画像をキャプチャーするもの」という解釈は見直した方が良いのかもしれない。ではこれからの「映像体験」とはどこへ行くのか。。。たとえば超音波や放射能や電磁波など、不可視なものを見る方向がある(1)。ダークマターも見えたらすごいと思う(2)。これら不可視のものの方が人間生活に与える影響は計り知れない。見ただけではだめで、そういう見たものを分かりやすく可視化する「インフォグラフィックス(3)」も負けじ劣らず重要である。見るコトと伝えるコトの両方が高度になければならない分野である。更に、これらを的確に伝えるノティフィケーション・サービスやビッグデータの活用など、大企業が挑む価値のあるテーマだと思う。またCGやインタラクションも活用したインフォグラフィックスは、これから暫くはデザインの重要なテーマであり続ける。


(画像出典:Creative Commons at Flickr:http://u0u1.net/FBya)
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参考:
(1) 超音波センサーで風速と風向を計測する http://gigazine.net/news/20160622-netatmo-wind-gauge/
(2) ダークマターとは? http://www-sk.icrr.u-tokyo.ac.jp/xmass/darkmatter.html
(3) は時系列で表した世界のメディアの狂乱 http://www.informationisbeautiful.net/visualizations/mountains-out-of-molehills/ (※ピンクは豚インフルエンザ。橙色はSARS)