ビジネス2.0

この度HCD-Netでもイントラネットを整備する事になりました。イントラネットといっても自前のシステムではなく、Google社が提供する「G-Suite for Business(1)」というSaaSを利用します。サービス導入は簡単で、従来から使用しているGoogleドライブのデータも統合できます。また今後、HDD内のデータも移行することで、まさに以前お話しした、クラウドマイグレーションを実践することになります。データ容量は全体でも数ギガレベルですからキヤノンとは比べものになりませんが、やはりセキュリティは気になります。結局のところ、実績のあるGoogleを信頼するしかないでしょう。

今日の傾向としては、「ビジネス2.0(2)」ということで、OSもプラットフォームもアプリケーションも全てにおいてクラウドが利用され始めています。ビジネス2.0は阪本啓一氏が提唱している概念ですが、顧客との結びつきを重視し「顧客開発(3)」を行うためにはビッグデータとかクラウドの活用が必要だということです。クラウド利用でビジネス環境もワークスタイルも大きく変化しつつあります。セキュリティーは確かに大事であり、手綱を緩めたために個人情報が漏洩する事故は後を絶ちません。しかし、目的はIT活用ではなく、ビジネス2.0の実践なのです。

(画像出典:Creative Commons at Flickr http://urx3.nu/CEkG
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(1) G-Suite for Businessとは https://gsuite.google.co.jp/intl/ja/about/
(2) ビジネス2.0の時代。阪本啓一氏講演会 http://www.rakupa.com/blog/1803
(3) スティーブ・ブランク氏が語る、顧客開発モデル http://bizzine.jp/article/detail/8