ピンポイント広告
Published by 松原幸行,
最近日経から届いたメール広告にびっくりした。「あなたへのメッセージ動画です」とあり、つい見てしまった。動画は「こんにちは松原さま..」と始まる。まさに1対1である[1]。
Facebookでも「すべて大切な時間です」ということで1分15秒ほどのプライベートムービーを作成してくれる(※松原のFacebookページで見られます。よろしければ..)。これらはインバウンドマーケティングと言われる[2]。
インバウンドマーケティングとは、ブログやeBook、ホワイトペーパー、ニュースリリース、動画などのコンテンツをWebで公開し、検索エンジンの結果ページに上位表示されたりソーシャルメディア(SNS)で共有・拡散されるような取り組みをすることで、見込み顧客に見つけてもらい、自社やその商品・サービスに興味を持ってもらえるように仕掛けるマーケティング手法である。
広告は既に1対1の世界で進化し始めている。ただ興味を引くだけなら、今回示した日経もFacebookも成功している。実際に興味を持ったわけだから.. 問題はサービスといかに繋げるかであり、この点はUXデザイナーがイニシアチブを発揮したり、全社でデザイン思考を実践していくしかないわけである。興味を興味で終わらせず、商品の購入やサービス利用といった消費へ導くことが求められる訳である。
つまり、UXデザイナーへの期待が大きいのである。
(画像出典:Creative Commons at Flickr:http://ur0.work/F2jY)
参考情報
[1] 「One to Oneマーケティング」> https://ja.wikipedia.org/wiki/ワントゥワンマーケティング
[2] 「インバウンドマーケティングとは? 5分でわかる総論と実践のポイント」> https://innova-jp.com/5min-to-learn-inbound-marketing/