スマホ断ち

HCD-Netの理事退任を機に,今までのデジタル疲労を解消するためにも,スマホ断ちすることにした(1).

と言っても,家族との連絡用にガラケーは持つことにし,外出時の読書用にKindleを使用している.仕事はホームワークが主体なのでPCで十分だし,本を読みたいと思ったこともある.スマホを断つと色々見えてくる.仕事を無理に入れていないこともあり,時間にも余裕が生まれた.そこで,家事を増やすことにした.今まで家内に任せきりだったのでその負担を軽くしてあげたいと思ったこともある.今では掃除・洗濯・アイロン・ごみ出しなどである.多少は料理も(^^)

スマホ断ちには,大きなメリットがある.元々,無くても良い情報やツールが多いし,持っているとどうしても気になって見てしまう.仕事が中断する.メールやSNSでは,早く回答しなければという強迫観念も生まれる.いわゆる「デジタル疲労」である.スマホ断ちするとこれらのデメリットが解消し,時間的な余裕が生まれることが何よりも大きい.この"時間的なゆとり"により,新たなチャレンジを行う"心のゆとり"も生まれた.

60過ぎると先のことが見え始める.そこで,認知症予防なども意識して編み物(カギ編み)を始めた.もともと指先が器用で裁縫などもしていたので抵抗は無かったし,母が残した毛糸がたくさんあったので,そのせいもある.手始めにコインケースと札入れを作ってみた.本を頼りに全くの独学であるが,自作する楽しさは格別である.モノへの愛着も湧く.ちょっとしたプロシュマーの気分である.しかも非ITで(^^)

何事にも作法はあるし,まだ毛糸の特性などが分かっていない.細編みと中長編みぐらいしかできない.まずペーパープロトタイプを作ってデザインとサイズを決め,毛糸を選んで編み始めた.目の数を間違えてる事が分かると,躊躇なくほどいてやり直す.なんとか小さなコインケースを作り,使ってみた(札入れの背面にもコイン入れを作ったので今はそちらを使用中).なかなか良い.愛着もでてくる.やはり,まずは「小さな問」からである(2).

現在は「スケッチ用具入れ(3)」を作成中である.この後はピロケース.冬までには家内のためにルームシューズなど作る予定である.編み物は脳の保護にも良いようで(4),うつ病なども改善できるという.これを信じて継続するつもりである.


筆者撮影

参考情報
(1) 「スマホ断ち」だけでは癒せないデジタル疲労3つの回復法 https://diamond.jp/articles/-/169487?page=2
(2) 小さな問 http://hideyuki-matsubara.postach.io/post/xiao-sanawen
(3) 外出する際に携帯している小型のスケッチブックやペンをまとめていれる袋です.
(4) 編み物をすべき9つの理由
https://www.google.co.jp/amp/s/minnakenko.jp/amimono-kokonotsu-riyuu/amp/