脳の休養を取る
Published by 松原幸行,
身体の休養というのはよく聞くが、本当のリフレッシュで必要なのは脳の休養である。何故なら、肉体労働ではなく知的労働をしているのだ。脳の休養を取り回復させることで創造性や集中力やモチベーションといったものが向上するようだ[1]。脳を休養させるために良い事は瞑想、大人向けの塗り絵[2]、自然の中の散歩などである。
スタンフォード大学の研究によると、木々が立ち並ぶ静かな小道を90分間散歩した人たちは、交通量の多い幹線道路沿いを90分間散歩した人たちよりも散歩後に感じる「不安の軽減率」が大きいことがわかったそうである[3]。同じような実験を千葉大学でも行っている[4]。自然の中を歩いたグループは、ストレスホルモンのコルチゾールが16%減少していたそうだ。コルチゾールとドーパミンは対極関係にあるため、コルチゾールが減るとドーパミンが分泌しやすくなって[5]クリエイティブ脳が刺激される、というわけだ。
(画像出典:Creative Commons at Flickr:http://u0u1.net/FBsh)
参考情報
[2] 大人向けの塗り絵
[3] How Walking in Nature Changes the Brain (2015年7月)
[4] 自然に癒される
[5] ドーパミンとは