シンギュラリティとUX

 シンギュラリティについては中村さんから以前お話しがありました。おさらいも兼ねて少し補足します。

 シンギュラリティという言葉はご存知の通り、コンピューターが人間の知能を超えAIが人類を支配しはじめる状態のことで技術的特異点(Technological Singularity)と言われています。米国の未来学者レイ・カーツヮイルが2005年に提唱した概念です。その特異点は2045年にくるといいます。Wikipediaには「1000ドルのコンピューターの演算能力が人間の脳の100億倍」ともあるから、まさしく「人間を超える」です。そんな時代のUXはどんなものなのか..  11月10日のサロンで話すことになっていて、今PPT作りに忙しい日々を送っています。◇私は、SF映画SIGでの検討結果というスタンスで、「シンギュラリティの先のUX」について話します。テーマパークのアトラクションはVRシミュレーターで済んでしまうし、映画は映画館級画質のものが自宅で観られるようになるので、「楽しみ」の概念が大きく変わる。つまり体験の疑似体験化とでも言いましょうか。そうなるとその疑似体験の前後がより重要になるのではないだろうか。◇仕事にしても、あぶれはしないまでのかなりのものがAIとロボットに置き換わり、それらの維持管理や付加サービスなどに関する雇用を創出したり探したりと、ここでも体験(仕事をする)の前(就活とか)が重要になるであろう。。等々の話をするつもりです。またSF映画のAI世界を予感させる現実世界のモノやサービスとして、屋外広告の例Holoレンズを紹介します。


(画像出典:Creative Commons at Flickr)

参考:
- 技術的特異点 https://ja.wikipedia.org/wiki/技術的特異点
- 2045年 http://eco-notes.com/?p=794
- 屋外広告の例 http://wired.jp/2016/10/19/billboards-that-spy/
- Holoレンズ http://wired.jp/2016/10/14/microsoft-hololens-uk-release/