ウーバライゼーション
Published by 松原幸行,
ウーバライゼーション(Uber症候群)とは、アウトサイダー企業による秩序の破壊のことです。ここで言うアウトサイダーとは、従来からある業界中のヒエラルキーのことではなく、業界の外から破壊的なイノベーションを仕掛けてくる企業のことを指します。タクシー業界でのUberや、メディア産業に対するFacebook、商取引におけるAlibaba、ホテル・旅館業界におけるAirbnbなどです。タクシー業界でUberが仕掛け成功したことに端を発しているのでこう呼ぶらしいです。カメラ産業におけるiPhoneなども業界側からみればアウトサイダーですね。要は、業界にとらわれずに、利用したい時に利用できるようにするところにミソがあるみたいです。利用者が必要な時に利用してもらうビジネスモデルは、シェアリング・エコノミーと呼ばれていて、国内でも増えつつあります。保有コストが高く利用率が低いものでシェアリング・エコノミー化が進展するとのことで、デジイチなどもそうかもしれないですね。企業経営でさえファブレス企業と言って工場を持たないやり方が台頭して久しい。あまり使わないものは持たない、というスタイルが定着するのは時代の趨勢であるとも言えるのでしょうね。
(画像出典:Creative Commons at Flickr)
参考:
- Uberが仕掛け成功した http://u0u0.net/us47
- シェアリング・エコノミー http://diamond.jp/articles/-/89187