ワークプレイス作りの指針は4点で決まり!

 つまり、①回遊を促す、②柔軟な働い方、③集中ワークできるのを場の確保、④予期せぬ出会いを促す、の4つです(1)。①のためには、オープンオフィス・デザインでかつモバイル機器を活用できるようにする。②については、フレキシブル・ワークタイム、つまり就業規則が関係します。③は、オフィスDENの様なプライベートな空間を設けること。そして④は、出会いを促すだけではなくて、知の交流を促す、と考えた方が良いでしょう。この中で、ICTでカバーできるのは、①と④になります。モバイルデバイスは、私用のものと会社支給のものが混在する中で、いかにセキュアに運用できるかがポイントです。マルチOSで、場所を選ばず、オンプレともつながれるというのはなかなか難しいものです。「知の交流」については、博報堂が作ったオープン・イノベーションの場「デジタル・ミニ工房」が参考になります(2)。なお「4点に決まり」という意味は、どれが欠けても、顧客から見れば「今一なサービス」となる、という意味にもなります。


(画像出典:Creative Commons at Flickr:http://u0u1.net/FBsx
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参考:
(1) Facebookが実践するオフィス作りの工夫 http://www.lifehacker.jp/2016/03/160321facebook_office.html
(2) 「プロトタイプはUXの疑似体験」…社内オープンイノベーションは「砂場」で生まれる http://response.jp/article/2015/05/01/250266.html