ミーム化する

ミーム(meme)とは、習慣や技能、物語、コンセプトといった社会的、文化的な情報のことである。

インターネット社会ではそのミームがSNSを通じて瞬時に拡散し、多くの人が模倣する。これをインターネットミームと言うそうだ。動物行動学者で進化生物学者のクリントン・リチャード・ドーキンス(Clinton Richard Dawkins)氏が1976年に生み出した言葉である。

ミームの代表例に、エジプトの壁画などに刻まれた象形文字がある。概してミームとは、象徴的なものだ。

最近、話題となったインターネットミームには、「巨大チャーハン作り」がある[1]。あり得ないチャーハンの料理がどんどん拡散し、多くの模倣や派生が生まれた。これを「ミーム化」という。ミームについては、UX Timesで詳しく述べられている[2]。

そういえば、非常口のサイングラフィックスもミーム化した一つだ。このようなミーム化で非常時の行動の認知に一役かうことができれば、ミーム化も単なるパロディーではなく、利があることになる。

UXの側から考えれば、ミームをUXナッジとして積極的に利用する手もある[3]。一列待機を促すフットプリントなどがそれである[4]。

実際に「ミームマーケティング」なるものもあって、まだ定着しているとは言いがたいが、リツイートされやすいというところに目をつけるのはあながち間違いでない。

ミーム学とかミーム論なるものも存在する[5]。今後、議論が深まるものと思う。



筆者撮影(2014年11月)

参考情報
[1] 「ミーム化」とは? 具体例を交えて解説
[2] UX TIMES|ミーム
[3] アンカリングとナッジ
[4] フロアマーキング、床の足跡シールで誘導をスムーズに!
[5] ミーム論概説:様々なミーム論