松原幸行

Showing all posts tagged ux:

Picture 1

顧客セグメンテーションとUX

「いきなり!ステーキ」が経営不振で、44店舗を閉店するとのことである。その原因は、ガッツリ食べたい顧客にセグメントを絞り過ぎたことにあるようだ[1]。 顧客を経営者の思いだけでセグメントしてしまうと、セグメントされていない、つまり"排除された顧客"は足が遠のくことになる。「顧客セグメンテーシ...

View more →

Picture 1

UXリサーチで得たものを活用する

UXリサーチには研究論文のような研究成果に関するものから、仲間内の雑談などから得られたヒントなどに至るまで、様々なものがある。 これらの中には一過性で終るものや限定的なものもあるが、他のプロジェクトでも使える有益な情報が多い。これらはプロジェクトが終わったら処分するというのはもったいない。リ...

View more →

Picture 1

New Old とOld New

New Old Stock(NOS)という言葉がある[1]。「長い間在庫としてストックされていた新製品」という意味だ。新製品として陳列されたが売れずに在庫となって保存されたものを指す。これが何かの都合で世に出ると、新品だが古臭く見える。New Oldとはそういうものだ。 一方、これに近い感覚...

View more →

Picture 1

ー隅のUX

「一隅を照らす」という言葉がある。日本天台宗の開祖・最澄の言葉である[1]。本コラムはやや禅問答のようになるが、ご了承願いたい。 「一隅」とは、世の中の片すみのことで、転じて、自分のやるべきこと、役割、という風に読み替える。つまり、「一隅を照らす」というのは、自分のやるべきことにベストを尽く...

View more →

Picture 1

能動的な人工物

地球という惑星と、人と、植物で共通する事は何か。全てが自然物であるというのは勿論だが、 もっと具体的な事象がある。それは「常に自ら動いている」ということだろう。 地球は自転しつつ太陽の回りを公転しているし、植物もたえず光合成を行いながら成長を続ける。しかも季節の変化に合わせて開花したり落葉し...

View more →

Picture 1

定量主義に代わるもの

最近、企業が業績目標を下方修正する事が多くなっているようだ。先が読めない時代である。数値目標を設定すること自体が時代にそぐわないとも言える。数値化しない事業目標も必要なのだ。 パナソニックがカンパニーの業績目標を設定できない件[1]は事業の目論み違いとのことで 事業ポートフォリオを見直すしか...

View more →

Picture 1

クレドをUXに利用する

クレドとは本来、企業活動の価値観や行動規範のことで、これを簡潔にまとめカード化したものを「クレドカード」という[1]。"らしさ"を全員で共有しようという試みだ。 人には誰でも、常に忘れてはいけないことがある。それを短くまとめてカードサイズにし、肌身離さず持っていれば、事ある毎に再確認できる。...

View more →

Picture 1

日本のマジカルナンバー

認知心理学で提唱されている「マジカルナンバー」といえば「4±1」が有名だが[1][2]、日本には、慣習的に定着しているマジカルナンバーがある。それは「3」である[3]。 日本では、江戸時代のはじめに全国行脚した儒学者 林春斎により、松島(宮城県)、天橋立(京都府)、宮島(広島県)を指して「日...

View more →

Picture 1

UXリポジショニング

UXのUserという部分に違和感を覚え始めている。突き詰めれば突き詰めるほど現実と離れる場面がある。 第一に、「ユーザー」という言い方は何かおおざっぱで、抽象的だ。サービス提供側のUX改善などを行う時も「ユーザー」と言うのか。確かにシステムや業務系サービスを利用するユーザーではあるのだが、良...

View more →

Picture 1

シンプル イズ “NOT” ベスト

シンプルとは「簡素で単純なこと」である(デジタル大辞泉)。シンプルなデザインとは「単純なさま」である(大辞林 第三販)。簡素で単純であればシンプルなのか。ケンブリッジディクショナリーによると「難しくないこと(easy to understand or do; not difficult)」とな...

View more →