松原幸行
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知識デザイン

知識デザインは,社会(またはコミュニティや個人)に必要な知識を認識し,獲得し,活用する方策を得ることである.富士ゼロックスでは,ナレッジマネジメント[1]における技術獲得の一環で「知識デザイン研究」の研究プロジェクト推進を研究所が行っていた. 彼らの構想は,知識デザインという切り口からナレッ...

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直ぐやれる人 やれない人

何かしなければならない時、直ぐやれる人とやれない人がいる。理由はともかく、何故そうなのかを考えた。直ぐやれないとはどういうことなのか…。 一つのヒントは脳科学である。脳の側頭葉の内側にある扁桃体は感情を司る機関だから、情動反応の処理と記憶において主要な役割を持つ[1]。 扁桃体が大きい人は...

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逆OJT

OJT(On-the-trainning)新人社員を上司や先輩が仕事を通じて育成することである.この逆,つまり下にいる者が上の者を良い上司や先輩に導くことを指して「逆OJT」と言う.特に直属の上司を対象に言う場合が多く,その上司のマネジメントを是正する場合なども該当する. マネジメント方法は...

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デザイン思考の限界?

今,デザイン思考の限界について議論がある[1][2].アイディアを発散するのは良いが,アイディアの収束,特に実現可能なものをどう導くかについて,手法がない.例えば,実現可能度のような尺度を設け,アイディア毎に評価していくとか,スクリーニングする方法を生み出すなどが考えられるが,論理的な根拠に基...

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従業員経験を高める

顧客の経験(User eXperience:UX)が広がりをみせている.その一つが従業員経験(Employer eXperience:EX)である. サービス事業で成功するには,結局はそのサービスに従事する従業員の経験価値が高く,継続して満足しているかいないかが重要となるという. 2010年...

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本当に生産性の高いこと

以前、生産性について書いた[1]。そしてその中で、生産性を下げる最大の要因は会議である、というようなことを指摘した[2]。しかし会議時間を減らすのはあくまで対処療法であり、本質的な対策にはならない。 なぜなら、生産性には個々の職場での一人ひとりの従業員の職場での経験が大きく影響を与えているか...

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大企業勤務のデザイナー

大企業に勤務するのは良いか悪いかという記事をよく目にする.「良い」の意味は,得か損かという捉え方と,よりどちらが自分に向いているかという捉え方があるが,ここでは後者に比重をおいて考えてみる.損得に目を向けると,収入とか安定性などにより,割と直ぐ答えが出てしまう. “自分に向いた環境"がどのよ...

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ComeとGo

我々日本人は,中学時代に「comeは来る,goは行く」と教えられる.これは,しばしば混乱する解釈であり,間違えて使用することが多いので注意が必要である. 正しくは,comeは主題の対象に向かって行く時,goは離れて行く時である.話し相手の方に向かっていることを伝える時は “I’m comi...

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『実践UXデザイン ー現場感覚を磨く知識と知恵ー』

著書が7月26日に出版されました.(amazon:https://amzn.to/2ArQaCF) 帯の書評は山梨大の郷先生に書いていただきました.>「UXの気持ちを高めよう!学校では学べない本当の「デザイン」があります.」 内容は,三気力コラムを基に書いていますが,かなり加筆(修正...

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“おもてなし”とHospitality

2020年のオリンピックが東京に決まった時,「お・も・て・な・し」が流行語となりサービスに火がついた.欧米にもHospitalityという言葉があって,おもてなす気持ちは万国共通であるはずだ.ところが実際は,様々な面で違いがある[1]. 勿論,欧米でも最高級のホテルなどでは,痒いところに届...

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