松原幸行
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ブロックチェーンとマーケティング

ブロックチェーン技術というのをご存知だろうか.仮想通貨の取引データをネットワーク上で分散管理・監査する方法として生み出されたものである.通貨の台帳をネットワーク上に分散して利用者が共同管理するものなので,公的な通貨の場合のように中央(銀行)で集中管理するものではない.したがって,システムダウン...

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ソーシャル・センタード・デザイン(SCD)とソーシャル・イノベーション

人間中心ではなく,社会を中心に考えるものとして,ソーシャル・センタード・デザイン(SCD)というものが注目されている.SODは,一言で言えば「利他的な活動」である.様々な社会問題の関係者自らが主体的に解決を目指す取組みである.最近多くの企業や行政機関でも,SCDの取り組みが開始されており,「ソ...

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グループ・ポラリゼーション

社会心理学用語に「ポラリゼーション(Poralyzation、ポラライゼーションとも発音する)」という言葉がある.分極化の事であるが,これを組織の集団で適用する場合には「グループ・ポラリゼーション」と言う. 集団での意見集約と意思決定は極端な方向に振れやすく,リスキーな選択をしてしまう傾向...

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男性脳と女性脳 2

サイト検索の結果追加しました。 (+):https://machicon.jp/ivery/column/like/8494 (*):茂木健一郎による定義, http://bit.ly/2DNcIij (¥):http://bit.ly/2sBNz4V 男性脳の特徴 ーダイエットに成功しやす...

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UXD2.0、3.0

UXデザイン(UXD)の今と今後について考察してみた。 まず、背景であるが、次の5つを考察する。 1. 産業の国際競争力が低下 ・中国や他の新興国企業が躍進し、相対的に日本の国力が落ちている ・国内においては製品やサービスのコモディティ化 2. ITのオープンソース化 ・企業イントラのIT...

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サービスモデルは3レイヤー

「サービスをデザインする」とか「UX視点でサービスを考える」というような言葉をよく聞く。私はここにある種のミスマッチがあると思う。サービスをきちんとデザインしたりUX視点を取り入れる事の重要性にはいささかも異論は無いが、サービスデザインという世界が余りにも広いために、どこかで未整理な印象を受け...

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アンカリングとナッジ

行動経済学についてのTV番組を観ていて感じたこと。まずは放送で示された事例であるが、松茸梅、三種類のメニューがあるとすると、懐具合から考えれば梅であっても、57%の人は竹を選ぶという(*1)。¥3,500の松があると、竹の¥2,000が安く感じるということの様だ。これも「アンカリング」の一つだ...

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感性について

感性について久しぶりに考えた. 次は,過去の感性SIGで私が「感性的な解釈」として提示したエッセイである. <ここから> ——— ここに,花子さんと真一くんと太郎くんがいます.真一くんは花子さんを愛していて,何とか恋人にしたいと思っています.花子さんも真一くんに好感を持っているようです.あ...

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AIとUX

AI(Artificial Intelligence,人工知能)は,いかに人の記憶、仕事、社会生活を改善するか。トム・グルーバー(Tom Gruber)氏のTEDを観ていたら(*1)、「私たちは人工知能におけるルネッサンス時代の真っただ中にいる」とのステートメントが印象深かった。まさにAIルネ...

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デザイン思考の普及について一考

IBMが取り組んでいるデザイン思考プロセスの普及活動が興味深い(1)。 「THE LOOP」と呼ばれるこの活動は、良いポイントをついていると思う。デザイン思考のプロセスとして、IDEOの「デザイン思考5つのステップ」などが有名だが(2)、このようなプロセスの雛形があっても何も役に立たないと言う...

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